仕事をするうえで、「相談」は非常に重要。
「こんなことを聞いたら怒られそう」などと尻込みし、相談しないまま自己判断で仕事を進行。
その結果、大きなトラブルに発展することもあります。
どんなに小さいことでも、疑問や質問があれば「相談」することが大切。
早めに相談すれば、それだけスムーズに仕事が進み、高い成果を上げることができます。
ここでは、「相談」のマナーについて解説します。
目次
相談する目的・要点をまとめておこう
ちょっと疑問点ができたからといって、すぐに相談するのはNG。
迅速に相談するのは良いのですが、相談する前には必ず「目的と要点」をまとめておきましょう。
相談する際には、最低でも次の2点を紙に書いておきます。
- 相談することによって、何を解決したいのか。
- 疑問点は何か。
そのうえで、メモを持って指示者のもとへ向かいます。
まとまりのない相談は、相手の時間を必要以上に奪ってしまいます。
気持ちよく相談に乗ってもらうためにも、目的と要点をまとめてから相談に行きましょう。
相談相手の都合を確認する
相談する際には、あらかじめ相手の都合を聞きます。
相手のもとへ行き「〇〇の件についてご相談したいのですが、今、お時間をいただいでも大丈夫ですか?」などと聞くのがマナーです。
長くかかりそうな相談は、事前にメールで相談してもOK。
相手も、あなたの相談事項について、余裕をもってじっくり考えてくれます。
自分なりの答を、あらかじめ用意しておく
相談をするといっても、相手に「おんぶに抱っこ」ではいけません。
自分で何も考えず、丸投げするように相談すると、相手は「もうちょっと自分で考えればいいのに・・・」と不快感を抱きます。
相談するときは、ある程度「自分なりの問題解決法や答」を作っておくことが大切。
解決のヒントやアドバイスをもらうようなつもりで、相談するようにしましょう。
「お礼」と「結果報告」を忘れずに
相談の後、仕事がうまくいき、「あー良かった!」で終わらせてはいけません。
仕事が終わったら、必ず「お礼」と「結果報告」をしましょう。
相談を受けた相手は、あなたの仕事がうまくいったかどうか気にかけているものです。
お礼も結果報告もないと、「あの件、どうなったのかな?」「自分のアドバイスは意味がなかったのかな?」とモヤモヤします。
相談に乗ってくれた相手に「お礼」と「結果」を伝えるのは、ビジネスパーソンとして以上に「人としてのマナー」といえます。
相談をするというのは、かなり勇気がいるもの。
「自分が無能と思われたらどうしよう」「怒られるのでは」などと思い、ためらってしまいます。
でも、少しでも疑問があれば必ず相談を。
マナーを守れば、相手は決して嫌な顔はしません。
たとえ少々恥ずかしくても、勇気を出して「相談」や「質問」をしましょう。
その経験が、あなたを「デキる」社会人に育ててくれます。