ビジネスマナー,検定

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ビジネスマナー検定を受けてみよう!問題例あり(画像付き)

ここでは、ビジネス実務マナー検定(以下、ビジネスマナー検定)について解説します。

ビジネスマナー,検定

試験の概要

ビジネスマナー検定は、3級・2級・1級の3段階。

試験時期は、毎年6月と11月の2回です。

誰でも受験可能で、学歴や年齢などの制限もありません。

ビジネスマナー検定試験の形式は?

ビジネスマナー検定の形式は、3〜2級と、1級とでは異なります。

3級と2級の問題は、約8〜9割が選択問題(マークシート式)。

残りの1〜2割が記述式です。

いっぽう1級は、一次試験と二次試験の二段階方式。

一次試験の筆記は全問記述式で、筆記に合格すると二次の面接試験に進みます。

ビジネスマナー検定のレベルは?

ビジネスマナー検定の問題は、大きく2つに分かれます。

1つは理論で、もう1つは実技。

それぞれ60%以上とることで合格となります。

  • 「理論」の問題は「必要とされる資質」と「企業実務」。
  • 「実技」の問題は「対人関係」と「技能」。

求められるレベルは級によって若干異なります。

たとえば3級では「平易な仕事」を実行できる能力が求められますが、2級・1級だと「一般的な仕事」を実行できる能力が求められます。

また3級は、受検者が新人や若手であることを鑑みて、業務に関して「素直な態度」がとれれば十分。

でも2級・1級となると、「模範となる態度」をとれることが必要。

級が上がるにつれて、役職が上であることを前提としたレベルになります。

敬語や会議に関する問いも、級に応じてレベルアップ。

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3級は基礎的な敬語でよかったのが、1級だと「高度な敬語」に。

会議の仕方についても、3級は「会議について基礎的な知識」でよいですが、1級になると「会議を運営できる」能力が必要となります。

どんな問題が出るの?

ビジネスマナー検定では、以下のような問題が出ます。

ただビジネスマナーを覚えるだけでは、意外と答えられないかもしれませんよ。

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3級

新人歓迎会での新人たちの振る舞いで、不適当と思われるものを一つ選びなさい。

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  1. A男は隣の席の主任に酒を勧めながら、仕事のことを質問していた。
  2. B男は上役や先輩に酒をついで回っていた。
  3. C子とD子は音楽が好きで、最後まで二人で好きなミュージシャンについて語り合っていた。
  4. E子は杯についた口紅をさりげなく拭き取っていた。
  5. F男は酒が苦手で、上司に勧められても「申し訳ございません」と断ってお茶を飲んでいた。

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この問題の正解は(3)。

新人歓迎会は、先輩たちが新人を歓迎する宴会。

新人は、そんな先輩たちの気持ちに応える振る舞いを見せるのが礼儀です。

最後まで新人2人で語り合っていたという行動は、不適当といえます。

2級

あなたは就業時間中、親戚に不幸があったと連絡があり、2時に早退しなければならなくなった。

ビジネスマナー,検定

あなたは今日中に終えなくてはならない作業があるが、2時までには終わりそうにない。

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このような場合、あなたはどうすれば良いか。適当と思われるものを一つ選びなさい。

  1. 多少の正確性は犠牲にしても、急いで2時までに作業を終わらせる。
  2. 同僚か後輩に事情を話し、作業を手伝ってもらえないか直接頼む。
  3. 2時まで作業を続け、時間になったら直属上司に事情を話し、同僚に引き継いで帰る。
  4. まず直属の上司に事情を話し、2時以降に作業を誰かに引き継いでもらえないかとお願いする。
  5. すぐに直属の上司に事情を話し、作業を明日まで延ばしてもらえないかとお願いする。

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正解は(4)

「今日中に終えなければならない作業」なので、自分が時間内に終えられないのであれば、他の人にお願いするようになります。

ただしその場合、仕事を引き継ぐ人に直接お願いするのは不適切。

直属の上司を通して依頼するようにします。

1級

次の場合の贈り物に掛けるのし紙には、どのような上書きをすればよいか。「御祝」以外で答えなさい。

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  • 取引先の会長の80歳のお祝いに、当社の社長から。

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  • 正解:祝傘寿・傘寿御祝・寿

次の言葉を、取引先のお客様に言う丁寧な言葉遣いに直しなさい。

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  • 「非常に言いにくいんだけど、こっちでは対応できないよ。そっちの思うとおりにできなくて、すまないと思ってる」

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  • 正解:「甚だ申し上げにくいのですが、私どもでは対応いたしかねます。そちらさまの意に沿えず、心苦しく存じております」

これらの問題、いざ聞かれると、なかなか答えられないものです。

でも検定を通して適切な行動を知れば、「デキる社員」と思われること間違いなしですよ。

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ビジネスマナー検定は、思いやりの心も育む!

ビジネスマナー検定の問題は、「相手や周囲が気持ちよく仕事ができる」行動を問うものです。

検定試験を通して、他者の気持ちを慮る行動をとれるようになりますよ。

もっと素敵なビジネスパーソンになるためにも、ぜひトライしてみてください。

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