ビジネスシーンでは固定電話が基本。
でも外回りが多いと、携帯電話やスマートフォンの出番が増えます。
ここでは、ビジネスにおける携帯電話(以下、携帯)・スマートフォン(以下スマホ)のマナーを解説していきます。
目次
「通話は静かな場所で」が鉄則
携帯やスマホで通話をする場合、静かな場所で行なうのが鉄則です。
自分からかける場合は、静かな場所に移動してから通話を。
もし、騒音が激しい場所にいる時に電話がかかってきた場合は、相手に断って静かな場所からかけなおします。
例:「申し訳ございません。ただ今、電話を聞き取りにくい場所におります。場所を移動して、すぐにかけ直してもよろしいでしょうか?」
その後、電話をかけ直してつながったら「先ほどは失礼いたしました」と、かけ直したことをお詫びします。
携帯・スマホでもメモは必須!
携帯やスマホに連絡がきた場合は、重要な要件であることが多いです。
ペンとメモ帳を、常に取り出しやすい場所に身につけ、確実にメモをとれるようにしましょう。
携帯やスマホは、情報漏洩に注意!
携帯やスマホで話す時は、外で話す場合が多いです。
そんな時に最も注意すべきことは、情報漏洩です。
たとえばあなたが取引先のA社から帰る途中、携帯電話に、A社の担当者から電話があったとします。
どうやら「一点だけ確認したいことがある」とのことです。
あなたは今、電車の中にいます。
さて、どうしますか?
このような場合、最もやってはいけないのは「その場で手短に対応する」です。
電車の中という落ち着かない状況下で、取引先に対応するというのがそもそもマナー違反。
さらに「電車の中」という公共の場で、仕事上の重要事項を話すのは非常に危険です。
どこで誰が聞いているかわからず、「携帯電話1本の連絡」で会社に大損害を与える可能性もあります。
電車やバスに乗っている時に電話があった場合は、まず「電車(バス)の中にいること」を相手に伝えます。
そのうえで、会社に戻ったらすぐ折り返し電話をする旨を伝えましょう。
ビジネスシーンにおける携帯電話・スマートフォンの使い方は、まだ発展途上にあります。
心がけるべきことは、これからまだまだ出てくることでしょう。
とにかく現在のところは、「騒音の激しい場所では通話しない」「公共の場で重要事項を話さない」の2点を厳守!
ビジネスシーンでは敬遠されがちな携帯・スマホも、使い方次第ではあなたの信用につながります。